あばさんでもできる!長期投資の世界へようこそ!

ファイナンシャルインディペンデンス(お金の不安がない状態)を目指して、本物の長期投資の文化を創っていきましょう!

本当の投資とは?

 

暮れにできなかった、片付けをこの連休にしています。

60を過ぎて、やることが遅くなったと実感しています。

歳をとると、時間が沢山あるように傍からは見えても、

処理能力が低下するので、本人はあっという間に1日がたってしまうのです。

ウォーキングがてら買物に行ったり、ケーキを焼いたり、片付けものをしたり

ビデオを見たり、本を読んだり、、、

一人で過ごす時間もとても貴重に感じるこの頃です。

 

(今年のテーマ)

2018年は、戊戌、風水暦「空」正見の年です。

特に、物の本質を見抜き行動することがキーワードです。

「風」(情報)から「空」(AI)の時代になり、ますます

本質を見失なわないように、自分軸をしっかり持つことが大切と思います。

 

自分の今年のテーマは「正見

投資でも、人間関係でも、深く見ていきたいと思っています。

 

(本当の投資とは)

片付け、特に書類や本の整理を、本質のことを考えながらしていたら

日経電子版「わたしの投資論」にセゾン投信中野社長の記事がありました。

 

ちょうど中野さんが、セゾングループに入社した時代は、バブル期。

そして、すぐにバブルが崩壊し、彼自身それを渦の中にいて見ています。

周りがほぼ全員、株をやっていて、新入社員の年収が300万円以下

だったのに、2000万円金融機関が貸してくれて株を始めたところ

あっという間に1000万円の損を抱え、自己破産を考えながら、

最後に一発勝負で、なんとか借金をチャラにできたそうです。

この体験で、すっかり株式投資は懲り、それっきりやめたそうです。

そしてバブル崩壊まで続けた人は、もっと悲惨だったのを見ています。

 

その苦い経験から、あれは投資ではなく、ただの売買に過ぎないと。

それから、本当の投資とは何かを学んでいったそうです。

勉強になったのが、アメリカのLBO債という社債の運用で、

10年15年と保有することを前提に財務分析等緻密にやることで

長期で企業を見る目が養われたそうです。

 

ところが、いくら顧客の資産を増やしても、社会的な役割を果たしている

とは言えないのではないか。儲けを狙った売買は、金融市場に流動性

供給する役割はあるかもしれないが、それだけだと。

そしてたどり着いたのが

「本物の投資とは、世の中が豊になり、笑顔や幸せ増える方向にお金を

動かすことだ」という結論。

これは、後に立ち上げた、セゾン投信の基本理念になっています。

 

投資は、本来長期投資で、バイ・アンド・ホールド(買って持っている)

自分が投資したお金は、企業の経済活動に参加しているわけだから

すぐ売ったら参加したことにはならない。

日本の個人投資家には、この感覚が足りないと感じている。

売買を繰り返していては、そのお金は会社の役には立たない。

本物の投資は、ビジネスを支えている。

特に長期投資は、未来のためにお金を動かすもので、次世代への贈り物。

本当の意味での投資は、圧倒的に「与えるもの」だと知ってほしい。

 

(社会貢献)

中野さんの考えに、賛同するので、

セゾン投信は積立を継続していますし、

自分の資産をほとんど投信で持っていて1度も売っていない

というのも、中野さんと同様です。

 

私が直販投信が好きなのは、どこも同じ考えだからです。

社会貢献が、自分の人生の目標の中にあり、

それをどうしたら実現できるのか、まず自分の経済が

しっかりしていなけれは、寄付1つできないし、

どのような形で貢献できるのか、常に探っていました。

その糸口が見えたのが、澤上さんとの出会いであり、

さわかみ投資を始めたきっかけでもあったわけです。

 

直販投信の理念は、綺麗事に聞こえるかも知れませんが、

本気で泥臭いことに取り組んでいるのも

長くお付き合いしていてわかります。

そして、そんな投信自体を応援したいと思っているのは、

私だけでなく、ファンド仲間には結構多いのです。

 

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