あばさんでもできる!長期投資の世界へようこそ!

ファイナンシャルインディペンデンス(お金の不安がない状態)を目指して、本物の長期投資の文化を創っていきましょう!

iシェアーズ償還

2月の初めにブログを書いたっきり2か月近くたってしまいました。

書きたいことは、沢山あったはずなのに、、、

 

1つは、エンデの遺言を読んで、衝撃が走ったこと。

そもそも交換手段であったお金が、いつしか貯めるものになってしまい

増やすものになってしまったこと。

そうは言っても、自分も増やしているという事実。

ただ、日銀発表の家計の金融資産は1800兆円。

そのうち預貯金が半分以上の900兆円以上。

株や投信は預貯金からみたら200兆や100兆円のレベルです。

この900兆円は、活用されていない、いわば死に金です。

まだ投資に回っているお金は、会社を応援したり循環していますが、

預貯金は(銀行等を通して国債など買われているものの)循環していないお金で、

増やすより、貯め込む方が悪いような気がします。

 

また、藤野さんの「投資家がお金よりも大切にしていること」

日本人は損をするのが大嫌い。元本保証が大好きなくせに、仮想通貨が儲かる

と聞けばすぐに飛びつく、本当はお金が大好き人間。とありましたが、

まさにそれを友人が実践しました。

どうしても、投資信託を紹介してほしいと言われ、鎌倉投信を紹介しました。

澤上会長もよく言うのですが、自分達は真面目に一生懸命に運用をしているのに、

皆の方が、ギャンブル的に直ぐに何倍に増えるとか考える銭ゲバ。と言います。

まさにその通りだと思います。

その友人が、鎌倉投信で増えたお礼と言って図書券を私に持ってきてくれました。

鎌倉投信を同時に始めましたので、「だいたい100万位積立て30万位の

運用利益が出ているわよね。」と言ったら、「もう売ってもっと良い所に変えた」

と言うではないですか。長期投資のはずが、、、他人事とはいえショックを

受けていたら、別の友人が、「何に投資先を変えたかわかったわよ。

仮想通貨よ!」と教えてくれました。その友人は、断ったら「志の高い方達と

一緒にやってきます」とメールがきたそうです。

開いた口が塞がらないとは、このことです。

この友人は、一緒に修行をした仲間でしたので、余計にショックでした。

 

そして、とどめのショックは、iシェアーズが、いきなり償還されたことです。

毎月月末に、金融資産の集計をするのですが、

マネックス証券が30万超減っています。

iシェアーズが画面から消えています。

ビックリしてマネックス証券に電話をしたら「すでに、三菱信託銀行

いっています」という返事でした。

本来なら償還前に売るべきところ、償還されるまで気が付かなかったとは!

相手が見えないというのは、やはり怖いです。

幸い償還されたのが最も株高の時だったので、利益もついて戻ってきました。

ネットで見ると、iシェアーズの先進国やエマージングはあります。

私が買ったのは、日本に初めてiシェアーズが来た時のでしたから、

まだETFなんてあまり知られておらず、その後次々に、新しい商品が出来、

そちらに多くの投資家を集めたのでしょう。

 

自分自身、2種類のお金を実感しています。

日々パンを買うお金。こちらは、年金とパートでやりくりのリアルなお金。

もう1つは運用しているお金。こちらは、何十万~何百万単位で上下しています。

ただ、年金とパートだけで生活するのは、無理です。

そうなると貯めたお金もあっという間に減ってしまい、怖くなります。

運用しているので、トータルでみて減っていませんが、預貯金だけだと

確実にドンドン減っていきます。

 

色々あり、ブログを書く気が失せてしまったわけです。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

 

 

2018年の金市場

 

三菱マテリアルで純金の積立をしているのですが、

少額の積立で、すっかり忘れていると、

「MY GOLD PARTNER NEWS」が届きます。

 

(豊島逸夫氏コラム)

金と言ったら、富島氏が浮かぶくらい、有名です。

彼が、自身のツイッターアカウント機能を使って、個人投資家

本音を探ってみたそうです。

質問ツイートへのアクセス数は、10万件近くに達したそうです。

 

「あなたに現在価値の100万円相当のボーナスを差し上げます。

選択肢は4つ。ただし、受取時期は10年後です。

ビットコイン 2金 3円紙幣 4ドル紙幣

さあ、あなたならどれを選びますか?」

 

私は、迷わず「金」を選びます。

 

結果は、金51% ビットコイン20% ドル紙幣17% 円紙幣12%

だったそうです。

これから推測できることは、長期保有の資産としては金の支持派が圧倒的。

円であろうがドルであろうが、「通貨」への信頼が薄まってきている

ことは確かです。

 

(金価格の動向)

アメリカは、2018年は利上げを3回見込んでいます。

利上げ3回ならドル高でニューヨーク金安

利上げ2回以下ならドル安でニューヨーク金高

日本は、黒田総裁の1期目が終了することから、日銀の

超金融緩和政策の出口が意識されます。

アメリカがすでに、量的緩和を終えて利上げを始めているのに対し

日本は、周回遅れでようやく緩和解除の方向を模索している段階。

アメリカが引き締め、日本は緩和継続の流れでは、

円安トレンドが根強く、円建て金価格は上がりやすい市場環境。

というのが、富島氏の見立てです。

 

地政学的要因では、急騰もあると。

北朝鮮、中東情勢は、目が離せません。

しかし、中国とインドが金の現物需要の下値を支えています。

13億人以上の、金大好き人間を抱えた両国で、

年間の金生産量の50%以上を買い占めている金需要の

基本的構図には、いささかの変わりもないそうです。

数千年にわたり金を貯めてきた民族が、

急に金が嫌いになるケースは考えれないと言っていました。

 

ただ東北の大震災の時、水を買うのにも大変だった経験から

手元に直ぐに使える現金は持っていないと!というのが

私の実感です。

 

3000円から始める金投資 (小学館30分でわかるシリーズ)

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エンデの遺言ー根源からお金を問うこと

 

昨日、久しぶりに会った娘に、「エンデの遺言」という本を

薦められました。早速購入して読んでいる途中ですが、

お金について、感じていたことを、深く考えるよい機会と

思いました。

 

(2つの異なった種類のお金)

世界をおおう金融システムとその上に乗って自己増殖する貨幣は、

人間労働の成果と自然を含む価値高い資源を、貧しい国から富める国

へと移す道具となっています。

実際、世界をめぐる貨幣は300兆ドル(年間通貨取引高)

国々の国内総生産(GDP)の総計は30兆ドル。

これは、まさに実体経済と金融経済のどんどん開く差に他なりません。

ミヒャエル・エンデは、

「重要なポイントは、たとえばパン屋でパンを買う購入代金としての

お金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は、2つの全く異なった

種類のお金であるという認識です」と言っています。

世界に存在すありとあらゆる格差なによりも貧富の格差を生み、

その格差あるところに、マネーの利益チャンスは無限に広がっていくのです。

「もう1度、貨幣を実際になされた仕事や物と対応する価値として位置ずけ

るべきだということです。そのために、現在の貨幣システムの何が問題で

何を変えなくてはならないかを、皆が真剣に考えなければならないでしょう。

人類がこの惑星の上で今後も生存できるかどうか決める決定的な問いだと

私は思っています。非良心的な行動が褒美を受け、良心的に仕事をすると

経済的に破滅するのが、今の経済システムです」と。

鋭く本質を突いています。

童話作家と思っていたエンデは、日頃考えているお金への疑問、

問題意識を「モモ」やあらゆる機会をとらえて繰り返し訴えてきたのです。

「お金の問題では、どう考えるべきかの規範が過去には何もない。

ファンタージーは、将来起こる物事を思い浮かべることができるのです。

これから起こることを予測し、そこから新たな基準を得なければなりません」

と語っています。

 

ソフトバンクファンド10兆円

 ソフトバンクサウジアラビアで10兆円ファンドといわれる

ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を立ち上げたというニュースを

見ました。

ソフトバンクファンドの運用利益44%なんていう記事も目にしました。

 

また、サウジアラビア汚職事件で、拘束された王子の保釈金が

1兆円。汚職での損失が11兆円だとか。

 

同じ紙面で、65歳の独女があと5年で退職するけれど

貯蓄が450万円しかないので、老後破産になりそうとか。

 

まさにエンデが危惧したことが、今の世では日常茶飯事に

おきているのです。

 

私自身も、コツコツ自力で貯めたお金より、ここのところの

株高で、投資信託の利益ででた金額が上回りました。

投資信託ですから、コツコツと長期で積立した感はあるものの

実際の生活で使うお金はリアルですが、積立や運用利益は

数字だけのように思えてなりません。

自分自身も2つの異なった種類のお金を持っているわけです。

そして、仮に相続で娘達に残せたとして、真っ先に取るのは

税務署(国)です。(相続税国税

エンデが言うように、将来を想像し、どうカッコ良くお金を

使うか、真剣に考えなくてはなりません。

 

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社+α文庫)

 

ゆうちょ銀行の眠れる180兆円の預貯金

 

郵便局へ行ったら、たまたま隣の窓口にいた70代の紳士が

満期になったらしく手続をしていたのに、気を取られてしまいました。

というのは、定期証書の数の多さにビックリしたからです。

20冊はくだらないと思いました。

郵便貯金の残高は180兆円と言われていますが、なるほど、

みんなこんな調子で持っているのか!と思いました。

 

(貯蓄から投資へ)

郵便局で投資信託を買った人の保有年数は、平均6年です。

投信の平均保有年数3年の倍です。

それでも、金額にすると1兆3101億円と預貯金の1%にも及びません。

郵便局では、相談窓口を現在の800から17,000に増やす予定だそうです。

はたして、郵便局の窓口で相談して、それに答えられる知識のある人材を

揃えられるのでしょうか?

セゾン投信は、郵便局でも販売しているので、

そのあたりを勧めてくれるのなら、いいのかもしれません。

 

(JPインベストメント)

ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が新たに2月に運用会社を立ち上げ、

1000億円をベンチャー企業に投資するそうです。

5~10年の長期運用で、配当と上場益を得る予定だそうです。

国債の運用では、利益があげられなくなり、模索中なのでしょう。

分割してゆうちょ銀行ができた時に、人材を銀行などから募集していました。

郵便局に、運用のプロがいるはずもなく、かといって、

国民の預金180兆円と、最大規模のお金があります。

 

私は、昔から郵便貯金は、したことがありません。保険もです。

父に、郵便局という名前だけで、苦労せずに預金や保険を集めている。

本来、預金や保険の契約をとるには、それなりの努力が必要なはず。

と、言い聞かされてきましたので。

おまけに、国債は絶対買わない父が、預けたお金で国債を買う郵便局には、

大切なお金を預けるはずもないのですが。

キャピタル・インターナショナル

 

澤上さんが、スイスで、仕事募集の公告を出し、それを見て、最初に

雇ってくれたのが、キャピタル・インターナショナルだったそうです。

そこで、本物の長期投資を学んだと、言っていました。

 

(アクティブ運用の雄キャピタル)

キャピタルの創業は、1931年。

1930年代の世界恐慌で、暴落する株価を前に、策もなく資産を失っていく

個人投資家を目の当たりにした、創業者のジョナサン・ベル・ラブレスは、

プロによる運用の必要性を痛感し、創業を決意したそうです。

創業の3原則

 1 企業の本源的価値を見極めるため、徹底した調査を行うこと

 2 調査に基づく見通しをもとに、合理的な価格で投資すること

 3 常に正直で誠実であること

今も、きちんと受け継がれています

 

(MSCI)

いわずとしれた、世界株式指数です。

世界の株式にインデックス運用で投資したい場合は、大体この指数です。

 

キャピタルが、グローバル市場に、本格的に乗り出したのが、1950年

自分たちの運用成果を評価するための指標として、グローバル株式の

インデックス開発に取り組み、MSCIの前身となる株価インデックスの

算出を開始しました。

MSCIはモルガン、スタンレー、キャピタル・インターナショナルの略です

 

(アメリカの投資信託

アメリカの投資信託市場も、今や40パーセントが、インデックスです。

キャピタルは、国際株式型カテゴリーでは、会社別運用残高は1位です。

日本の6000本もファンドがあるのからすると、

キャピタルはファンドは30本ほどと極めて少なく、1本の規模が大きいです。

長期的に質の良い運用成果を顧客に届けるため、新しいファンドを作るより

既存のファンドをより良くすることに注力しているそうです。

1973年に100万投資して持ち続けた場合

2016年には、3767万になったそうです。

43年複利の結果です。

 

澤上さんは、大変な下落相場と思っても、少しも慌てず、

平然とドッシリト構えているキャピタルの社員を目の当たりに

して、長期投資とは、こういうものかと学んでいったそうです。

ユニオンに投資しているのは、キャピタルに投資しているからです。

少々ですが、自分もキャピタルに投資できていると思うと、

おばさんでも、グローバルな長期投資をしていると自負できます。

スパークス

 

ユニオンファンドから月次レポートが届きました。

ユニオンファンドの特徴は、ファンド・オブ・ファンズであるということです。

長く(今まで)さわかみF、キャピタルF・ハリスF、コムジェストFの4つの

会社のファンドに投資してきました。

ここに来て、初めてスパークスFが加わりました。

 

(ユニオンのポートフォリオ

ユニオンは、新興国の割合が高いのが特徴です。

44.3%新興国です。新興国は、コムジェストが運用をしています。

先進国のうちヨーロッパ26%こちらは、ハリスとコムジェストが運用。

先進国の中のアメリカ18%で、主にキャピタルが運用しています。

日本9.4%さわかみ投信が運用しています。

 

複利年率はメチャクチャ良く、11.11%

これも、思い切った新興国に比重を置いたポートフォリオのおかげかと思います。

 

スパークス・集中投資・日本株ファンドS<適格期間投資家限定>)

ユニオンの説明では、成熟国の日本でも、高い成長を続けている企業は結構あるが、

その多くは、小規模企業のため、アナリストや投資家から軽視されがちである。

目立たないので、株価が安値圏にとどまっている。

スパークスは、個別企業のリサーチ重視を信条としている。新規上場時点で調査

するなど地道な活動を続けている。こうして得た、情報や分析結果は、

長い時間をかけてノウハウとして蓄積され、優れた運用成果につながっている。

今回のファンドも内需型も含めたかなりニッチな企業が含まれている。

さわかみFは、グローバルな競争に打ち勝っていくと期待される大企業、製造業の

比率が高いが、対照的なスパークスと組み合わせて、日本と世界のずれや

為替変動の影響を緩和する。

 

スパークスの投資哲学)

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こちらは、セゾン投信のセミナーでもらった資料です。

セゾン投信では、スパークスを通してアジアの株式に投資をしています。

 

バリュー哲学のハリスに似たところがあるかもしれません。

ハリスも、ユニオンの11.11%にかなり貢献していますので、

スパークスを組み入れたことで、どうなるか、楽しみです。

また、適格機関投資家限定というのも、魅力の1つでもあります。

個人投資家では、買えないファンドに投資できるわけですから。

いずれにしても、結果が出るにも、長い時間でみていかなければなりませんので

こちらも、出来る限り、長く持ち続けるのみです。

定期預金を解約

 

信用金庫に預けておいた定期預金を解約しました。

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何年預けていたのか忘れましたが、

窓口で「長くありがとうございました」と言われましたので、

数年は経っているのでしょう。

 

複利での運用はなく、1年ごとに金利が払われ、また80万に対する

金利が決まります。金利は0.001%でしたから、ただみたいなものです。

そのただみたいな中からさえ、税金は、国税地方税を合わせて、20%以上も

引かれています。

 

勿論、さわかみファンドに移すための資金ですが、

ついつい、地元の信金さんにお付き合いなんて思ったのは、

金利を見て、気の迷いだったと思いました。

お年玉や夏祭りの懸賞に当たると、金利として5万付いたりするというので

やっていたのですが、1度千円が当たっただけでした。

 

さわかみ投信ネットサービス)

夕方、近所の友人宅に行きました。

さわかみ投信のネットサービスが見れないので、今いくらになっているか

わからないというので、パソコンで直ぐにみれるように、設定して

あげました。

800万超の積立で、運用利益が350万でていて、1200万超に

なっていました。

あまりに増えていたので、友人はビックリしていました。

娘達の次に勧めた友人なので、よかったと思いました。

途中、マイナスにもなりましたが、その時は、ネットサービスも

見てないので、難なく乗り越え、マイナスを耐えた効果を享受できたわけです。

 

自分は、さっさと、さわかみ投信に移しておけばよかったと、

今日の480円を見て思いました。

それでも、預貯金に眠っているお金は、投信の比ではないので、

まだ大半の人達は、0.001の金利に甘んじて、

文句も言わないでいるのですから、忍耐強いというか立派です。

 

アベノミクス効果で増えた金融資産を狙って、また課税するという

記事が日経に出ていました。

公的年金だけでは、老後、生活できないので、自分でなんとか

しているのに、すぐに国民の虎の子を狙ってきます。

この増えたのも、絶対に下落もするわけですよ。

その時は、自己責任、自分の損失になってしまうのですから。