キャピタル・インターナショナル
澤上さんが、スイスで、仕事募集の公告を出し、それを見て、最初に
雇ってくれたのが、キャピタル・インターナショナルだったそうです。
そこで、本物の長期投資を学んだと、言っていました。
(アクティブ運用の雄キャピタル)
キャピタルの創業は、1931年。
1930年代の世界恐慌で、暴落する株価を前に、策もなく資産を失っていく
個人投資家を目の当たりにした、創業者のジョナサン・ベル・ラブレスは、
プロによる運用の必要性を痛感し、創業を決意したそうです。
創業の3原則
1 企業の本源的価値を見極めるため、徹底した調査を行うこと
2 調査に基づく見通しをもとに、合理的な価格で投資すること
3 常に正直で誠実であること
今も、きちんと受け継がれています
(MSCI)
いわずとしれた、世界株式指数です。
世界の株式にインデックス運用で投資したい場合は、大体この指数です。
キャピタルが、グローバル市場に、本格的に乗り出したのが、1950年
自分たちの運用成果を評価するための指標として、グローバル株式の
インデックス開発に取り組み、MSCIの前身となる株価インデックスの
算出を開始しました。
MSCIはモルガン、スタンレー、キャピタル・インターナショナルの略です
(アメリカの投資信託)
アメリカの投資信託市場も、今や40パーセントが、インデックスです。
キャピタルは、国際株式型カテゴリーでは、会社別運用残高は1位です。
日本の6000本もファンドがあるのからすると、
キャピタルはファンドは30本ほどと極めて少なく、1本の規模が大きいです。
長期的に質の良い運用成果を顧客に届けるため、新しいファンドを作るより
既存のファンドをより良くすることに注力しているそうです。
1973年に100万投資して持ち続けた場合
2016年には、3767万になったそうです。
43年複利の結果です。
澤上さんは、大変な下落相場と思っても、少しも慌てず、
平然とドッシリト構えているキャピタルの社員を目の当たりに
して、長期投資とは、こういうものかと学んでいったそうです。
ユニオンに投資しているのは、キャピタルに投資しているからです。
少々ですが、自分もキャピタルに投資できていると思うと、
おばさんでも、グローバルな長期投資をしていると自負できます。