計算通りにはいかない
200万円まで順調に増やしてきて、
意識が変われば、本当にできるじゃない!
この調子だと、5年で500万円だわ!
とごきげんに計算していたところ、
3年目に、大きな出来事が起こりました。
人生、計算通りにはいかないものです。
3年目(2011年)の出来事
弟が、父から継いでいた会社を倒産させるという事態が起きたのです。
バブルが崩壊してから、株価だけでなく、土地の価格も、会社の売上げも
何もかもが、半分から1/3、さらには1/4へと下がっていったのです。
会社立て直しを手伝ってほしいと、弟に言われ、アルバイトで行っていた
法律事務所の勤務を半分にして、半分は弟を手伝うことにしました。
父の時代に築いた固定客も多く、注文の電話は常に鳴っている忙しい会社
であったにもかかわらず、銀行からの借入に対する利息を含めた返済、税金が、
重くのしかかっていました(何もかもが1/4まで下がっていったのに、
返済、税金はバブル期のまま)
やっとこれでなんとなるかと思うと、また次が来る。
弟も、私もとことん、どん底を味わいました。
2011年5月13日 会社倒産
5月18日 さわかみ投信100万円スポット
5月19日 澤上篤人氏と出会う
6月 1日 さわかみ投信3万円積立開始
8月 娘2人がさわかみ投信10万スポット積立開始
11月 セゾン投信10万スポット1万円積立開始
11月 コモンズ投信10万円スポット1万円積立開始
11月 日経平均最安値の8160円をつける
さわかみ投信の100万が80万円に(-20万)
2011年11月には、日経平均が最安値の8160円まで落ち込みました。
バブル崩壊からデフレ経済に移行し、今思えば遂に底までいった年だったわけです。
当然、会社も我慢に我慢を重ねてきたものの持ちこたえられず倒産。
そんな最悪の状況の中、澤上さんと出会たのは、光明でした。
娘達にも、さわかみ投信を始めるように勧め、
とにかく澤上さん本人に会わせました。
さわかみ投信のセミナーの後、娘が澤上さんに
「みんな難しい質問をしているので、恥ずかしくて聞けなかったのですが、
1万の積立でも大丈夫なのですか?」と聞いたところ
「そうゆう質問こそしてほしかったんだよ!大丈夫だから!」
「澤上さん、いいおじさんだから、さわかみ投信やる!」と。
私は、バンガードに投資したく、当時日本で、バンガードを買えるのは、
セゾン投信だけでした。セゾン投信も直販で、澤上さんがセゾン投信の
中野社長を応援していたので、
セゾン投信のバンガードに1万円の積立を開始しました。
同時に、コモンズ投信も開始しました。
コモンズ投信を開始した理由は、
渋澤栄一氏の尽力のおかげの学校や病院に家族がお世話になっていたので、
その渋澤栄一氏の血筋の渋澤さんが始めたのなら応援しよう
という気持ちからでした。
おばさんが投資をはじめるきっけは、こんなものです。
80万円に!―20万円!
今なら、あるだけの資金をかき集めてでも、買いにいきたい所ですが、
当時は、関西のおばさん達は、泣きながら大丈夫か?
と詰め寄っていましたし、
誰も、買うどころではありませんでした。
そんな出来事があり、3年目は、目標に到達できず、
60万円という結果に終わりました。
金融資産の合計は240万円です。